

#スッキリ
品川にあるオフィスビルのトイレでのことです。こちらの意図とは裏腹に、川のせせらぎが間髪入れずに流れ始めました。四方を壁で囲われた半畳にも満たないあの狭い空間で、音姫の響きにうっかりまどろんでしまいました。品川の音姫は一味違うな、とまた一つ学びを得ました。品があります。...
2024年3月30日読了時間: 3分

#ここはどこなんだ?
SNSのよいところは、境をなくす点だと思います。わるいところは、どこにいるのかわからなくする点だと思います。これは国外のトピックなのか。これは国内のトピックなのか。これは北海道のトピックなのか。これは沖縄のトピックなのか。これは知り合いのトピックなのか。これは友達のトピック...
2024年2月20日読了時間: 4分


#ゆるすもんか
厳粛な場面で「神様は見ているから」と言われたことが2度あります。それぞれは異なる人から言われた言葉です。ひとつは励ましの言葉で、もうひとつは釘を刺す言葉でした。胸がぎゅっとしたのをよく覚えています。もちろん後者の方にです。そして、脅し文句を軽率に使うその人を深く憎んだ記憶が...
2024年2月12日読了時間: 2分


#あなたが私にくれたもの
サプライズはするのもされるのも好きです。驚愕とか驚きとかそういった和訳をみるといささかギャップを感じます。サプライズという言葉には、もっとこう、なんというか、嬉しさや喜びがつまっているように僕は受け取っています。 JITTERIN'JINNがプレゼントをリリースしたのはバブ...
2024年1月26日読了時間: 3分


#ふんわり感じたこと
『しゃっくり百万べん』という本を書店でみかけました。なつかしく児童文学を手にし、100回しゃっくりをしたら死ぬ、という迷信を思い出しました。同時に、GLAYは100万回のKISSだったな、と遠い函館にふんわり想いを馳せました。...
2023年12月18日読了時間: 3分


#返歌で返報
好きな慣習があります。墓参りで交わされる檀家同士の挨拶です。 街中で見ず知らずの他者同士が挨拶をかわすことがなくなって久しい今日、あの場で自然に交わされるいつもの言葉は、優しく心に響きます。若干うやうやしくも感じられますが、清らかで、淀みのないまっすぐな思いを受け取ります。...
2023年9月24日読了時間: 2分


#型破りとでたらめ
書道のシーズンが始まりました。年間4つの公募展に出展するのですが、そのうち3つは秋から冬に開催されます。11月と12月に地元山梨の公募展。そして、年明け1月に全国展である所属会の公募展がとり行われます。先日、1月の公募展用に練習した作品を先生へお送りしたところ、県内公募展の...
2023年9月3日読了時間: 3分


#今を生きること
燃えるような夏を燃えるように過ごしています。暑さに煽られるように、鼓舞されるように、今という時間を必死に生きています。今、この瞬間にありったけの力を振り絞るのは甲子園の高校球児だけではなく、僕だって同じ。昨日のことを何も思い出せないくらい、明日のことに何も配慮ができないくら...
2023年8月20日読了時間: 4分


#共感すること
ベッキーがベッキー♪♯として音楽活動をスタートさせた2009年。その夏、僕は中学最後の吹奏楽コンクールに向けて蒸し返す体育館の中で楽譜に向かっていた。両手に抱えたバリトンサックスは溶けそうなほどにほてっていて、額の汗を拭いながら真っ赤な顔で楽器に息を吹き込んでいた。湯気が立...
2023年8月14日読了時間: 3分


#されど、この日常
8月6日には8月6日のことを考えることにしています。空に目をやれば今年も碧天。清々しいほどまでに突き抜けた青空は、何事もなかったかのような、これからもずっと続いてゆくような幻想を抱かせます。 さて、先日久しぶりにスーパーへ買い物へ行きました。ここ数日、忙しさにかまけて、まと...
2023年8月6日読了時間: 4分


#夏の日のこと
アイスはスーパーカップが好きです。小さな頃から好きというわけでもありませんし、アイスがとりわけて好きというわけでもありません。お店でいただくようなアイスも好きですが、僕の中では別物で、やっぱりアイスといえばスーパーカップです。いつからかそうなっていました。はじまりはわかりま...
2023年8月1日読了時間: 2分


#責任
昨年の7月、僕は満身創痍でベットに臥していた。参院選の終わりとともに食中毒にかかり、それに続けてコロナに罹患した。信仰はないが、神を呪った。 大好きな夏の始まりを、ベットの上で過ごすことを余儀なくされ「どうして」という虚しい独り言も、蒸れた空気におしつぶされるようにして消え...
2023年7月23日読了時間: 2分