
#立ち止まる
やっぱり夏はすぐに終わった。 余熱を帯びたコンクリートを歩く背中を 秋風が追い抜いてゆく。 「仕方ない」と大真面目にマスクを付けて過ごした夏。 「涼しい〜」とマスクを外したら夏は終わっていた。 この夏もマスクと過ごす夏だった。...
2022年9月12日読了時間: 3分


#人生は壮大な暇つぶし
「クリーニングをどこへ出すかは自由だ。 これを世間では洗濯の自由という。」 選択の自由と聞くと、洗濯の自由へと変換され 地元山梨のクリーニング志村を思い出す。 30年前から放映されるCMとは裏腹に webサイトを覗いたらわりと今どきになっていて...
2022年8月28日読了時間: 2分


#8月6日に思うこと
僕らの頭上に広がるこの空。 高く、遠く、どこまでも広がる空。 だけれど、この空は落ちたことのある空。 77年前、広島で、この空は落ちた。 落とされた空。 空が落ちて人々は、 焼かれ、つぶされ、吹き飛ばされた。 空の下で人々は、 何を願い、何を望んでいたのだろうか?...
2022年8月8日読了時間: 3分


#ちょっとお隣いいですか?
アイスを買い込む夏が始まった。 夜、ひと段落したら、1つだけ食べる。 冷凍庫から1つ、また1つ、と取り出しては アイスが消えてゆくことに寂しさを覚える。 今年はそんな夏を過ごしている。 一喜一憂の、夏。 大学4年生の頃、 太宰小説にはまった時期があった。...
2022年8月3日読了時間: 2分

#暑い暑い、夏
近頃、爪が伸びるのが早い気がする。 あれ、つい先日切ったばかりなのに、 そう感じながら爪を切る。 カチッ、カチッ、と音を立てながら爪を切る。 毎度、ついつい、切り過ぎてしまう。 でも、いつの間にか伸びていて。 溶けるような蒸し暑い日々が続いている。...
2022年7月21日読了時間: 2分

#何度生まれ変わっても
締め切った遮光カーテンの向こう側に 強く西陽が射している。 そこに確かな夏を感じつつ、 僕は人知れず床に伏している。 はじめて胃腸炎にかかった。 外でウィルスをもらってきたみたい。 唸っても一人。水を乞うても一人。 完全に正岡子規状態と言いたいところだったが、...
2022年7月12日読了時間: 3分


#肩を落とした未来
完全にブレーキのかけ方を忘れ 全力で駆け抜ける毎日。 自分を大切にしなさい、と かつての言葉が蘇る。 熱狂が行き着く先、それは崩壊。 なおせないものをどうして壊すの? 僕は青空に虹をかけたかった。 いつか叶うと信じているから なんとかしようと生きている。...
2022年7月9日読了時間: 1分


#意思
不思議なことがときどき起こる。 それは、突然、びっくりするようなタイミングに。 久々に予定のない週末を迎えた今日、 朝からスーパーへ買い出しへゆき 作り置きを作っていた。 土曜は特売でアレコレみんなお買い得。 顕著にあらわれる物価高に、特売価格に後光が差す。...
2022年7月3日読了時間: 4分

#たとえそこでは1人でも
季節を巻いて夏がやってきた。 灼熱の毎日に全身の毛穴はぐうの音も出ない。 夏は好き。だけどもこれは、待ち焦がれていた夏? 今日の備忘録、タイトルをどうしようか 少しだけ悩んでた。 はじめは、ゆで上がったカエル、とか、 死の舞踏、とか、そういうものにしようと考えてた。...
2022年7月1日読了時間: 3分