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#修行

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年3月27日
  • 読了時間: 2分

今日は一日、書き込んでいた。

いよいよ毎日展の締め切りまで1ヶ月というところまで迫ってきた。


今月頭に提出した第一回研究会の結果が先日返ってきた。

返却予定がちょうど出張中だったのでドキドキしていたが、

書き込んだ甲斐あって、赤字はなく、

「このまま力強い文字を書き続けよ」

とのことだ。とても嬉しい。


初めて出品した一昨年は赤字がたくさんあった。

評価の紙にも色々と書かれていた気がする。

少しは成長できたのかもしれない。

でも、だって頑張ったもん。


今年は昨年出品する予定だった作品を

一から書き直してみた。

昨年は書けなかった線、作れなかったバランスで文字を表現できたのもまた嬉しい。


お金は本当にかかるけども、

素敵な文化に出会えてたことに本当に嬉しく思う。

どうか廃れずに継承されて欲しいなと思う。


僕の大先生はもう80代半ば。

あと2〜3年で教室を閉めるとのことだ。

だから、先生が大先生からあらゆるものを引き継がねばと凄いスピードで力をつけている。


僕は先生のような字が書きたくて書道を続けている。

だけども、先生がまだまだとんでもなく素晴らしい字を書くもんだから

全く追いつける気がしない。


"道"がつくものは本当に果てしない。

終わりなどどこにもない。


「もっと個性を出せばいいのに」


そんなことをよく言われるけれど、

"個性"と"デタラメ"は全く違う。

今の僕は危うく意味を履き違えて

"デタラメ"な文字を書きかねない。

正しい"型"を身につけなければ、応用も個性もあったもんじゃない。


書道は辞書を引きながらの気が遠くなりそうな作業の繰り返しだ。

覚えなくてはいけないことがまだまだたくさんある。

ひとり孤独を感じることが多いけれど、

時々褒めてもらえた時はその分うんと嬉しい。


だから、いいなと思ったらちょっと褒めてね。


今日も遊びにきてくれてありがとう。

「みんなもきっと気に入ってくれればいいな。」

そんな気持ちでこれからも筆を握ります。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。



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