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#希望

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2022年6月20日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年5月27日

この備忘録が今に迷う誰かためになればと

文字を起こすね。


実は先日、内定をいただいた。

そう、またしても僕は転職活動をしていた。

2年半ぶり3度目の転職。

9月から早くも4社目で働く予定、だった。


そして、先週の火曜日、

僕は内定を辞退した。


辞めると思ったら、一気に寂しくなった。

今の会社を辞めるのがとても惜しく感じたんだ。


転職を決めたのはゴールデンウィークの

ちょっと前。

現職の編集の仕事が楽しくて

もっとたくさんやってみたいと

そう思ったのがきっかけだった。

あとは、もうちょっとお賃金欲しいなあ、

と欲がでちゃったんだ。


2つのエージェントを通して

約1ヶ月、怒涛のように、書類を出して

面接を受けた。


20代にもかかわらず僕はすでに3社目。

「厳しいですよ」とエージェントから前置きがあった。


でも、意外にも書類が通った。

大きな企業にも試しに出したけど

いくつか書類が通った。


新卒採用ぶりにSPIの試験勉強をちょこっとしたり

我ながらなかなかに頑張った。


で、面接に一喜一憂しながらも、

ここで働きたいな〜と思えるところで

内定をいただくことができた。


もっと長引くと思っていたけど

1ヶ月ちょっとであっさり転職が決まった。


が、しかし、状況が変わった。

僕の内定とほぼ同時期に編集部の先輩が退職すると

爆弾発言をぶっ放したのだ。


まったく同じ時期に転職活動をしていて、

内定をいただいていたなんて!

果てしなく目が泳いだ。


僕は今の会社が好き。

だけども天邪鬼だから、

居心地がよくなるとなんだか落ち着かなくて

違うところへ行きたくなっちゃうんだ。


だけども今回ばかりはそうはいかないと感じた。

僕の会社は小さな会社、編集は4人で回している。

2人が同時に辞めてしまっては

会社がまわらなくなってしまうと感じたんだ。


会社も自分も万全な体制で転職をと考えていたから

今回、先輩の話をきいて、今はまだその時ではないと

そう思った。


会社には恩義がある。

社長をはじめ部長や後輩、一緒に働く方々に

僕はたくさん助けてもらった。

たくさん融通をきかせてもらった。

つらいことはたくさんあったけど

本当に助けてもらっただ。


だから、今までの恩を無下にはできないんだ。

僕の中の北条政子がしゃしゃり出て

ご恩と奉公を大絶叫。

いにしえのモーレツサラリーマンが

炎になってギラついた。


先輩が辞めると決まり、

みんなが肩を落とした。

なにより社長が凹んでた。


「東方くん、大丈夫?」と

オフィスで2人きりのときふと社長がつぶやいた。

落ち込んだ様子の僕に声をかけてくれた。


が、その時は、「僕も転職するんだけどな汗」。

とてもじゃないけど言えない。

変な汗をかいた。


先輩の退職の話を聞いた日、

僕はまだ転職する方向へ心が傾いていたから

部長にこっそりその旨を話した。

けども数日後すぐに残ることを伝えた。


そしたら部長はこっそり社長にそのことを伝えていて

社長が僕に、頭を下げてくれたんだ。

残ってくれてありがとう、て。


この会社でもっと頑張ろうとそう思った。

先輩の分も僕がなんとかしてみせようと

そう思ったんだ。

恩義はしっかり返したいと思った。


今までの転職は、後ろ髪引かれることなんて

これっぽっちもなかった。

それほどまでに、僕は職場の環境に

適応できなかった。


しかし、今回は違う。

ここにいたいと心から願った。

そもそも、会社が嫌で転職を決めたわけではなかったから。


適した環境で好きな仕事ができることは

とても尊く、かけがえのないことだと思う。

環境はとても大切。


今回の転職でわかったことは2つある。

1つ目はやることをやっていれば

いつだって何度でも転職は叶えられるということ。

2つ目は恵まれた環境にはなかなか気づけないということ。


僕たちは今、大変な時代を生きている。

とてもとても大変な時代。

日本が裕福だった時代は終わった。

うまく、賢く生きていかなければいけない。

人の言葉に振り回されず、

自分の意思で生きてゆこうね。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

20代もあと数年を残すばかりになった。

自分への愛、セルフラブを

僕は大切にしたいと思う。

心のスペースはやっぱり大切なんだ。

ここに訪れるみんなの幸せを

こころから祈っています。

希望、を贈ります。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。




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