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#験担ぎ

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2023年2月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年2月12日

引っ越し先を探しています。「また、引っ越すの?」という声がどこからともなく聞こえてきますが、そうしたいと思ってしまったのだから仕方のないことです。"引っ越し貧乏"という言葉は僕のためにあるようなもんだとつくづく思います。とはいえ、引っ越しは夏を予定しているので、まだ先のお話です。


今まで、2〜3年の周期で引っ越しをしてきました。学生時代から数えると、現在は5つ目の住まいです。必要に迫られての引っ越しではない分、落ち着きのない人生だなと半ば呆れています。でも、一度思ったらそればかりが頭を席巻してしまうものですから難儀なことです。


しかしながら、引っ越しをするだけで、見える世界が大きく変わるような気がしませんか。たとえ職場や会う人、週末の行き先がたいして変わらずとも、生活圏が変わるだけで、あらゆるものに変化がもたらされるような気がします。そしてそれは、すべてよい方へと向かってゆくような気がします。引っ越しは僕なりの験担ぎのひとつなのかもしれません。


験担ぎの意味合いで散髪をすることも多いです。何か不運が続いた時、一つの禊として床屋に向かいます。そうすると心なしか帰宅後の家の中が明るく、そして空気の澱みが払われているような気がします。頭だけではなく、心も軽くなったような気がするから不思議です。


学生時代には毎朝白湯を飲んでいた時期もありました。身体の内側が浄化されたような心持ちになることに一定の安心感を覚えていました。ただそれは今思えば、単に健康によい行いをしたことに対する、当然の効果に過ぎないものだと、微笑ましく当時を振り返ります。


目に見えないものの存在を全面的に肯定するわけではありませんが、人の理解の範疇のソトにあるものに対して、不思議な魅力を感じます。言霊や占いなどのスピリチュアルなものはしばしば眉唾物ではありますが、信仰や宗教と同じように普遍的な理や信憑性を見出せるような気がしています。そればかりにのめり込んでしまったら、単なるオカルト好きと大差がなくなってしまいますので、適度な距離感を保ちながら、自分の都合のよいように、付き合ってゆきたいなと思っています。


よくない機運の連鎖のなかに自分以外の対象が存在する場合、験担ぎが正常に働くかどうかはまったくもってわかりませんが、いったん信じてみることにします。とにかく、払えるものは、とっとと払ってしまいたいものです。


スピってると言われてしまいそうな最新の僕の備忘録でした。さよなら。




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