僕と両親
- toshiki tobo
- 2021年2月22日
- 読了時間: 2分
この週末急用かつ休養で帰省をしていた。
久しぶりの実家は心地よくてホッとした。
夜ごはん前に炊き上がったご飯をお茶碗によそり
仏壇にお供えし、祖母にただいまを言う。
線香を半分に折り、火をつけ、鉢へ。
静かに手を合わせ、最近のできごとを伝えたりなどする。
僕の場合は基本夜だが、ごはんが炊き上がると
仏壇にお供えするので、一日中うっすら
家の中を線香の香り漂う。これが僕の実家だ。
日曜の昨日は天気もよかったうえ、
両親ともに休みだったこともあり
都内の家まで送ってくれることになった。
ちょっと寄り道をしてみようという話になり、
海ほたるに行くことになった。
両親と一緒にお出かけなんていつぶりだろう。
もう何年もしていない。
ちょっとした買い物はあるが、前に行楽的な何かを
したのは10年以上前かもしれない。
実家は魚屋で父が一人で切り盛りをしている。
その関係で小さなころから家族旅行は
なかなか行くことができなかった。
祖母が生きていたころは、留守番をお願いして
年に数回遠くへ連れて行ってくれたのだが、
中学生の頃祖母が他界し、その後も部活だの
受験だのでみんな揃っての遠出は難しかった。
そんなこともあり昨日は僕にとっても特別だった。
なんてことない1日のはずが忘れられない1日になった。
だからたくさん写真も撮った。
歳はとってしまったけど、写真に写る両親は、
今も変わらず優しく温かい。
大学への進学をきっかけに実家を離れ
帰省するのは年に数回。
知らず知らずのうちに両親と距離が
生まれてしまうことがあった。
僕はずっとわがままを言い続けてきた。
これからもたくさん言うと思う。
でも、そうすることが僕にとっての親孝行だと思い、
これからもよい関係でいたいと願っている。
家族はかけがえのない宝だ。
一緒にいられる瞬間を大事にしなければと思った。
お粗末様でございました。

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