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#あちきは、駄目なニンゲンでありんすぅ。

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年11月3日
  • 読了時間: 2分

今日、とんでもない人混みの原宿を久しぶりに歩いた。

それはもうすごい人だった。


幼馴染のありさが仕事で昇進したとのことだったので、

ちょっとしたお祝いの言葉を伝えるために

会う約束をしたわけなんだ。


すっかり遅刻魔な僕は20〜30分ありさを待たせたわけだけど、

こういう時に限って電車は遅れる。

こっちの都合があれば、そっちの都合もありますよね。

わかる。

でも、急いで、お願い。


落ち合った僕らは人混みを避け、

裏道をとぼとぼと歩いていた。

店に入ってはとぼとぼ歩いて。


ぼんやりとした目的だけ頭の片隅に入れ

思い出したり、忘れたりを、

延々とやっていたわけなんだ。


「お腹がすいた」だけがはっきりとした意思で

その他はケセラセラなわけなんだ。


休日になると途端にざっくりしてしまう僕だけど、

休日に会う人は休日にしか会わないわけで、

その時の僕が僕ということになる。


旧友とはいえ、のらりくらりとする僕に

ありさはきっと見切りをつけるだろう。

途中でそんなことを考えていた。


なんとなく落ち込んでしまったから

昇進祝いと言いながら、罪滅ぼしで僕がご飯代をもった。

本人に悟られまいと思ったが、

もう文章にしてしまったもんだから

そんな杞憂は後の祭りだ。

それから帰宅後に何となく不安で電話した。

ごめんね、て。


ありさは笑い飛ばしてくれたけど

僕は礼儀を忘れているんだと思う。

友達を、何かこう、海原のような心の持ち主だと思っているんだ。

一言で言うと、甘やかしてくれる人というところかもしれない。

曖昧な生意気さを露骨にだしてしまう自分をみっともなく思う。


毎日の過ごし方を少し整えて

もう少しペースダウンしてもいいんじゃないかと思った。

誰よりも僕がピリピリ、セカセカしているから

休日がこの有様なんだ。


若干の無理を承知での、秒針より先に未来にのめり込むように生活してたけど、

このままでは良くないと思った。


たおやかに、そして、つつましく。

清く、正しく、美しく。

叶姉妹の一員として。

アモーレ。


今日も遊びにきてくれてありがとう。

ありさ、おめでとう。

たくさん稼いでね。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。





 
 
 

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