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#いやいや、お父さん、そこはゴメンナサイでしょ

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年10月11日
  • 読了時間: 2分

年々お父さんが頑固になってる。

喋り方がおじいちゃんというか、

会話のアレコレが省かれていて、

つっこむと分が悪いような顔をする。


すぐに荒い口調になるし、

質問しているだけなのに怒ったりする。

本当、謝ってほしい。

まったく、お父さんは!

人の神経逆撫でして!


でも、それがお父さんらしいといえば、そう。

ワガママで自分勝手だけども、

家事とかゴミや分別とかほとんどやってくれる。

マメな人だ。


昨晩家族ですき焼きを食べた。

お父さんが白菜を切った。

さて、食べますかというとき、

「この白菜はお父さんが切った」と

自慢げに言ってきた。

ああ、これが、僕のお父さんなんだ。


でもそのあと、お父さんがお肉を広げるスペースを作ろうと

僕のスペースにしらたきを寄せてきたから

「やめて」といったら、

分が悪そうな顔をした。

いやいや、謝ってよ。

僕はほとんどシラタキしか食べられてないんだから。


でも10分もすればお父さんはケロっと忘れる。

というか、ここ3〜4年のことはあまり覚えてないようで

なんだか色々忘れている。


僕の幼馴染とか友達のことや名前も

あやふやになってきている。

流石にしっかりしてほしい。

まだそんなに歳いってないんだから。


お父さん、しっかりして。

白菜はキレイに切ってあるのはよくわかったから、

しっかりして。

そして、とりあえずゴメンナサイといってね。

もう。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

山梨はとにかく静か。

穏やかな毎日がながれてゆく。

明日、東京へ戻る。

僕の日常がまた始まる。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。



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