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#刺さる音、冷たい足

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2022年2月14日
  • 読了時間: 2分

朝、目覚めとともにカーテンを開ける。

曇った空を見てカーテンを閉じる。

そしてまた布団へと戻る。


苦手な雨をどんよりとした気持ちで眺めなていると

どこからともなくキーンという音がやってきて

僕は動けなくなっていた。


偏頭痛なんて本当にいいもんじゃない。

氷柱のような細く、冷たく、尖ったものが

頭を通り越して僕の内側を鋭く、鈍く、刺す。


2月に入ると寒さが一段と強くなり

冬が嫌いなことを嫌というほど思い知らされる。


最近は南の国のよくわからない海だとか、

得体の知れない食べ物だとか、

陽気な人だとか、

そういったものを見て、

夏の陽射し、南風、キンキンに冷えたポカリを

いまかいまかと待ちわびている。


が、実際には寒い寒いと駆け込んだトイレで

少しでも冷たさを誤魔化したくて両足裏を擦り合わせている。

便座の暖かさに触れてここが日本で良かったなと思うのも束の間。

あっという間に足の冷えは体の上の方まで上がってくる。


何をしようにもする気になれず

ただただテトリスにのめり込む。

友達のぬくもりは心を暖めてくれるけど

流石に体までは暖まらない。


頭上から刺さる鋭い音はひたすらに僕をいじめて

あんよあんよもさせてくれない。

それは、うそ。

あんよぐらいはできる。

言いたかっただけ。


でも春は本当にあと少し。

耐えて耐えて、春の訪れに心を弾ませたい。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

仕事のピークがもうすぐさりそう。

やった。

一生懸命頑張っていればいいこともきっとあるはず。

みんなも一緒に頑張ろうね。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。





 
 
 

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