#勝手に近づくアレコレのことなど
- toshiki tobo
- 2021年9月21日
- 読了時間: 0分
僕が初めてSNSの世界に足を踏み入れたのは中学1年生のころ。
モバゲータウンだった。
少し後に前略プロフィールが主になって、
リアルだのブログだのを作成したものだった。
リアルというのは今のTwitterみたいなもの。
テンプレにHTMLのコードを組んで自作のデザインにしたりなどした。
当時はごく限られた人でしか公開し合うことのなかったSNS。
公開された情報も基本は文章なので、
得られる情報は今よりずっと少なかった。
芸能人の個人情報はもっぱらアメブロで、
事務所を通しているものだっまから、
少し現実離れした感じがあった。
芸能人はあくまで芸能人だった。
でも、今や画像や動画がひっきりなしにネットに上がり、
見えてこなくてよいアレコレが
勝手に日常に入り込んでくるようになってしまった。
僕はね、たとえ誤解がうまれたとしても、
人はミステリアスな部分がある方がよいと思っている側。
もちろん、推しや恋人など、好きな人のことはとことん知りたいと思うけども、
知らないからよいことの方が多かったりもする。
あくまで理想の形が残っていてほしいと思うんだ。
最近、PodcastやTwitterのスペースをラジオ替わりに聴いている。
プロのお話だけでなく、知人や友人、赤の他人のお話しを楽しく聴いている。
声のもつ情報の何と多いこと。
ただでさえ、多くが図り知れるようになった他人の生活が、
それらにより、さらに、ぐっと、身近に、
感じられるようになった。
なんだか、ビックリだ。
もちろん、知れば知るほど謎が深まるミステリアスな人もいれば、
何となく浅く感じられてしまう人もいるわけで。
その違いが「自分の生活をビジネスにできる人とできない人の差」なのかもしれないね。
生活を切り売りする人の先駆けといえばお笑い芸人が頭に浮かぶ。
彼らには、自らの生活を公にする側面がある。
いとも簡単そうに笑いをとっているが、
あれは本当にすごいことだと思う。
プライバシーを危惧することもある。
僕にはあそこまでの覚悟はない。
そう易々と真似はできない。
一般的に僕の感覚は正しいと思う。
だからビジネスとして成り立っているのだと思う。
しかし、生活の切り売りがあっという間に日常に流れてきて、
YouTuberやTikToker、Instagramsなどと裾野を広げている。
そんなに身を切り売りしなくてもいいのになぁと思ってしまう。
僕だけだろうか。
好きなことでお金を稼ぐのはいいけれど、
覚悟はやっぱりいるわけで。
鬼滅の刃が流行った理由の1つに、
その物語のわかりやすさや理解のしやすさがあげられていた。
深く考えなくても、出てくるキャラクターが
心情や背景を言葉で説明してくれるからだ。
今の社会では「わかりにくいもの」「わからないものは」
どうやら「めんどくさい」に分類されるらしい。
そんな時代の波もあって、新エヴァもかつての作品に比べ、
筋立てが明快だったとの意見もある。
見えないところに働かせる想像力とか、
ミステリアスへの憧れとか、
どうでもよいものになり始めているみたい。
この先まだまだどうなるのかわからないけど、
10年ぐらい世間の動向に注目してゆきたい。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
これからは時々ブログをおやすみする日が出てきそう。
ちょっとだけ今はしんどい期間。
スマホ疲れなのかもしれない。
少しだけ距離をおこう、ね。
それでは、また明日。
お粗末様でございました。
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