#夫婦の愛に挟まれてバンザイ
- toshiki tobo
- 2021年5月30日
- 読了時間: 2分
昨日はりゅうちゃんの家にお呼ばれして来た。
久しぶりの小田急に感を極めに極め、
なんとも懐かしい思いとりゅうちゃんのワイフに
謁見する緊張感でドキドキしていた。
りゅうちゃんは高校時代の同級生。
つい1ヶ月前にひょんなことから再会し、
最近は何かとやりとりすることが多い。
結婚したという吉報を受け、
小姑として、僕は出陣したわけだ。
ホコリの1つや2つ、味噌汁の味付けにでも
文句をつけようと思ったが、
彼らの愛の巣にはそんな小姑が付け入る隙もなかった。
一瞬でとろけた。
微笑ましい数々のやり取りに心がとろけてしまった。
小さな頃に友達が飼っていたハムスターのかごを
覗き込んだときの気持ちを思い出した。
可愛らしかった。
話を聞けば、喧嘩もなく毎日楽しいという。
「喧嘩もないし、毎日楽しい」。
これで、また僕はとろけたわけである。
僕の中の小姑は、完全に、
3日目のカレーの人参になったわけだ。
跡形も無くなった。
りゅうちゃんお手製のおいしいご飯と、
手土産のケーキでお腹を満たし、
僕らは散歩へ出かけた。
曇天で始まって昨日だったが、
知らない間に青空が広がっていた。
少し強めの風が、湿った空気と、
僕のコンタクトレンズの水分を瞬時にさらっていった。
目の前をゆくふたりの愛に時空も歪み
なおのこと何も見えなかった。
僕らはバドミントンをしたかった。
そこで百均に向かった。
そして、シャボン玉を買ってきた。
諸々割愛したが、結果的にはこれがとてもよかった。
公園のブランコに腰掛け、シャボン玉を作った。
綺麗に宙を漂うシャボン玉は見ているだけで心が癒された。
傾き始めた陽の光が虹色のシャボン玉にオレンジの温もりを与えた。
僕らは無心でシャボン玉を作り出した。
途中で小学生の親子がやってきて、
逆上がりの練習なんかを始めた。
その後すぐに5〜6人の女子高校生グループがやってきて
何やら恋愛事情に心躍らせているようだった。
絵に描いたような、夕方の公園だった。
ここら辺でお暇する予定だったのだが、
図々しい僕は夜ご飯もご馳走になった。
3人でホットプレートを囲み、サムをギャプサルしたわけだ。
人と食べるご飯は本当においしい。
炊き立ての白米がとてもすすんだ。
帰路の電車に揺られながら、
今日の余韻に酔いしれていた。
愛は言葉にしなくてもじんわり心に広がってくる。
とてもいいもんなんだなぁ。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
余ったシャボン玉は持ち帰ってきた。
湯船につかりながら楽しもうかと思う。
それ以外、どう消費すればいいのだろう。
誰か一緒にシャボン玉します?
それでは、また明日。
お粗末様でございました。

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