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#小説を再開した朝

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年6月4日
  • 読了時間: 2分

この1年まともに本を読んでいなかったのだけど

せわしない毎日にもほんの少し慣れ、

心に余裕が生まれだした気がする。


これも支えてくれる友達たちのお陰である。

ありがとう。


そこで、通勤時間の読書を再開した。

家に置いていたものは、ほぼすべて、

実家に送ってしまったから、

新しい本を仕事帰りに探しに行った。


折角神保町界隈で働いているのだから

古書でも探しにと思ったが、

どこも18時には閉店とのことで三省堂へ。


神保町の三省堂は本当に広くて

いろんな本があって面白い。

レストランも入っているところが

なんとも粋な感じがする。

新宿の紀伊國屋も大きいけれど

あそこは狭いし人が多いしで好きではない。


何を買おうか悩んだけれど、

手に取るのはいつも似たようなもので。

1つはお気に入りの原田マハ。

そして、もう1つはジェーン・スー。

ジェーン・スーはラジオがとにかくおもしろいと

幼馴染のアリサに教えてもらった。

たまたま本が目に入ったもんだから

ついつい買ってしまった。


「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」


このタイトルが目につかないわけがない。

購入。


しかも最高なのは、これまた僕の大好きな

三浦しをんが本の解説をしているじゃないか。

彼女は「舟を編む」で直木賞を受賞、

さらには、松田龍平と宮崎あおい主演の

映画化にもなった作品の作者だ。

僕が本の編集をしてみたいと思うようになった

原点ともいえる作品だ。


おばちゃん作家と言っては失礼だが、

いい感じのおばちゃんユーモアのある作品を書く。

一方でシリアスな作品も上手だし、

ハートウォーミングの作品はとにかく泣かせる。

心を輝かせるような美しい描写に

うっかり心を持っていかれてしまう。


好きな作家がこう偶然に繋がると

なんだか嬉しい気持ちになる。


ちょうど1年前、扁桃腺摘出のため

2週間弱入院をしていた。

外からの情報をシャットアウトし、

これでもかと言うほど本を読んだ。

あの時は本当に心が楽で、読みたい気持ちが

強くつのったものだった。


だけれど、日常に戻ってからは

心身を回復させることにいっぱいいっぱいで

余裕がなくなっていた。


やっと読む気になれたのだから、

この時間を、この心を、大切に、

物語を読み進めてゆきたいと思う。


友達に紹介してもらった本も

少しずつ読み始めようかな。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

三浦しをんの「君はポラリス」はとにかくおススメ。

短編集だからきっと読みやすい、はず。

心が穏やかになるよ。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。




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