#戻らぬ秒針、季節は秋
- toshiki tobo
- 2021年8月19日
- 読了時間: 2分
鈴虫が鳴き始めた。
雨上がりに吹く風はもう秋の空気に変わっていて。
あと半月もすれば9月に突入する。
延長をくり返す非常事態宣言が
既にこの国の通常になってしまった。
諸々の人生イベントがキャンセルされたり延長されている。
つい先日、10月に行われる予定だった
姉の結婚式が中止になることを母から聞いた。
大変残念な気持ちになった。
あれほど苦手で避けていた姉だけど結婚となると話は別で、
姉がせっかく掴んだ幸せなチャンスを心から祝福したいと思った。
そして当日を心待ちにしていたんだ。
それがたった一言の延長宣言によって延期になった。
ぐずぐすやっている政府のせいで人生イベントが書き換えられてゆく。
あんなにあっさり、まるでカラオケの延長みたいなあっさりした延長宣言。
僕らの社会は前向きな姿勢を見せてるけど
政府がそこに待ったをかける。
時間は戻ってこないのに。
十分なお金は懐に入っているだろう。
だから仕事をして欲しい。
日本は国民を救えぬほど貧乏なのだろうか。
心に寄り添うことも、物理的な支援も、政府からは何も感じない。
まるでロボットのよう。
今の対策は本当にコロナ対策なのだろうか。
誰を救いたくてこんな状態を作り出しているのだろうか。
まるでわからない。
季節は秋を迎えようとしている。
また子供たちは僕たちの過ごした当たり前を知らずに大人へなってゆく。
運動会も修学旅行も学園祭も授業参観も音楽祭も、本当はもっと楽しい。
マスクのない日常はもっと笑顔で溢れている。
彼らの時間は僕ら大人の時間と比べてはいけないほど凝縮され貴重だ。
中、高校生はコロナで学生生活の半分を失った。
「失った」。そう表現してもおかしくはない。
世代の格差を知り、そしてそこから目を逸らしてはいけない。
政府は何の償いもなしにやり過ごそうとしているけど
そんなこと許さない。
人の時間を奪うことなんて絶対に許されない。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
僕の誕生日も来週月曜日に迫ってきた。
これはコロナがなくてもやり過ごされてるイベントだ。
国民の祝日になるぐらい祝ってほしい。
今年は自己申告制で祝福の言葉を強制召喚しようと試みる。
来週月曜です。よろしくお願いします。
それでは、また明日。
お粗末様でございました。

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