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#白米の友の会

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年7月28日
  • 読了時間: 3分

上京してからどこまでの範囲を幼馴染といえるのか

正直わからなくなっている。

うまく仕訳ができていないもんだから

高校からの友人でも、家がさして近くなくても、

故郷を同じくする友人であれば幼馴染と呼んでいる。

が、しかし、中には本当の幼馴染もいるわけで。


先日、計画から半年を経て念願の会が開催された。

白米の友の会、ざっくりそんな名前の会。

参加者各自が白米に合う一品を持ちよって

おいしくいただくというなんともいい会なのである。


当初はでき合いのおススメおかずを持ち寄る

と言う話だった。

が、何がどうなってか、出席者の4/5が

手料理を持ち込んできた。


発案者のあおいのみが、瓶詰、缶詰をもって

僕の家までやってきた。

とはいえ、滅多にお目にかかれない上等なもので、

それがまぁおいしかったこと。


僕は鳥のさっぱり煮を作った。

ちさとは煮卵と鯛のたれ漬けをもってきた。

ありさはというと、でき合いのものでいいといったのに

手料理持参の人が多いことを聞きつけて、

茄子の揚げびたしをわざわざ作って遅刻してきた。

ももこにいたっては僕の家で唐揚げを揚げ始めた。


これが僕の幼馴染だ。

よくよく考えたらあおい以外末っ子だ。

だからこうなった。きっとそう。


ももこ以外は保育園からの付き合いだ。

今はなき、春日居東保育園。

ちさとにいたっては高校まで一緒だった。

大学もたまたま同じところを受験したが僕は落ちた。

ももこは小学生のころ他の学校からやってきた。


皆小さなころからずっと仲がよかったかと聞かれると

別にそういうわけではない。

歳を重ねるにつれて各々の思考や嗜好が洗練されていって、

その先がたまたま同じというか、

部分的に重なる部分があったというところだろう。

だから今でも話せば話題に尽きない。

過去の思い出に頼らずとも、今の話に花を咲かせられる。

素敵なことだね。


そうそう、京都に住む友人の女将も小学生からの仲で、

今回はリモートで参加してくれた。

女将は老舗の漬物屋で働いている。

もちろん、漬物を漬けるのが仕事だ。

というのは嘘で、会社の内側のお仕事をやっている。


本会開催にあたり京都から漬物をたくさん送ってくれた。

歴としたスポンサーというわけである。

嬉しい。


しかもその漬物がなんとまあおいしいこと。

皆の手料理ももちろんおしなべて美味だった。

が、やっぱり白米に漬物はあうわけで。


幼馴染とこうして東京で白米を食べる日が来るなんて

夢にも思わなかった。

やっぱり付き合いの年月の長さは

友情の深さにも比例するのかもしれないね。


素敵な機会を与えてくれてありがとう。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

おかずはほとんど余らなかった。

たくさん余ったように見えて実はほとんどなかった。

なんだか寂しい。おいしかったなぁ。

それではまた明日。


お粗末様でございました。


ree


 
 
 

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