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#睡魔に襲われる夜

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年6月3日
  • 読了時間: 2分

とても懐かしいことを思い出した。

中高生の頃、夕食後どうしても眠くて

「22時になったら起こして!」とか

「明日の朝、5時に起こして!」とか

乱暴に母親に言い放ち、

学校からの終わらぬ課題に勤しんでいたことを

急に思い出した。


案の定、一旦眠りについたら起きることなんて

ほとんどなくて、

「どうして起こしてくれなかったの!?」などと

理不尽に癇癪を起したりなんかした。


無事に起こしてもらえたとしても、

テスト前なんかは、机の上に突っ伏して

朝を迎えてしまうなんてこともしばしばで

どうしようもなく焦った面持ちで

学校に向かう羽目になったものだった。


完璧とは程遠く、至らぬところばかり。

でも、全力で駆け抜けた学生時代だった。


高校生の頃なんて、課題が間に合ったことなんて

あったのか記憶にないほどで

とにかく課題に追われまくっていた記憶がある。

毎週の英単テストや漢字テストによく落ちていて

追加課題を授業中に内職したものだった。


授業中に内職するもんだからノートを取りきれなくて

友達のノートを写すわけだけど、

そんなことをしているからまた課題に間に合わなくて、

を繰り返していた。


ある日、大好きな国語の先生の授業中

漢字テストの内職をしていたらしっかりバレて

「東方君がそんな人だと思わなかった!」と

授業そっちのけで怒られたこともあった。


そりゃバレて当然だ。

一番前の席だったんだもの。

筆箱で隠せたとでも思っていたのだろうか。

我ながら可愛らしくて、微笑ましい。

あの時流した冷や汗は本当に気持ちが悪いものだった。


今日、夕食を取った後、とんでもなく眠くて

15分だけ仮眠を取ろうと机に突っ伏したわけだが、

起きたらベッドに身体を横たえていた。

こんなことが久しぶりに合ったもんだから

急に思い出したのかもしれない。


眠い時の記憶ってうまい具合に消えていて

起きられなかった時の後悔を

余計大きなものにする。

行き先を失くした理不尽の怒りは

すべて母親に向かっていたわけだが

まったくもってお門違いだ。


これから母親になるみんなは

きっとそういった意味も分からぬ

理不尽に付き合わされることになると思う。

大変だなと思う反面なんだかうらやましかったりする。

親子っていいもんだな。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

睡魔には人間は勝てない。

絶対降伏なんだ。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。




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