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#祇園精舎の鐘の声

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2022年3月27日
  • 読了時間: 2分

桜が咲いた。一瞬のことだった。

まるで昨日も一昨日も咲いていたみたいに

咲いていることが当然のような顔をして咲いている。


先週は1週間、京都へ出張へ行っていた。

少し早めに入洛し友人とまるで夢のような

それはそれは美味しい日々を過ごした。

胃袋は意外にもたくさんのものが入るのだなと

満腹になりながらふと思った。


東京よりも肌寒い京都では

桜の出番はまだまだのようだった。

毎年、この時期の京都は寒い寒いと嘆くのだけど

今年もまた嘆いてしまった。


1週間鬼のように働いた。

そして、のめり込むように我が家のベッドへエントリーした。

それが一昨日。


出張後はよく天気が崩れる。

だから洗濯が捗らない。

低気圧に負けてベットで1日を過ごす。

それが昨日。


今日、1週間ぶりにヨガへ行った。

少し遠くのスタジオへ行ったのだけど

電車が遅延で気が気じゃない。

なんとか間に合ったけれど

クラスが変更になった。

それならばここに来る必要もなかったなと

人並みに愚痴をこぼしたり。


駅から家へと歩いていると

桜並木に差し掛かった。

昔おばあちゃんと見た桜をふと思い出した。

お母さんに電話をしそのことを話した。

懐かしい思いに浸った。


全てのものにはやがて迎えいれるべき終わりがある。

花も人も街も争いも、すべて。

春という季節はそういったものを思い出させる。

なんとも不思議な何かがある。


何かが起こりその余韻が収まる頃に

次の何かが始まって、の繰り返し。

諸行無常の響きあり。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

毎週楽しみにしていた平家物語が終わった。

滅びゆくものにもそうと知っていながらも

決意があることを学んだ。

その決意はさまざまで。

だけども、決意がある人は潔く、真っ直ぐだなと

人並みの感想をもったりなど。

お粗末様でございました。


それでは、また明日。






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