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#繋がりについてのこと

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年4月23日
  • 読了時間: 2分

中学1年生の夏、お母さんにより定められた

"お手伝いポイント"なるものを貯め、

念願の、待ちに待った、初めての携帯電話を手に入れた。


スライド式のD903。

色は大好きなターコイズ。


嬉しくて嬉しくて何度も眺めては

シュッ、シュッ、と得意げにスライドさせていた。


この携帯電話によって僕の世界は

うんと広がることになるのである。


僕と同じように携帯電話を手に入れた友達と

その嬉しさを分かち合うように、

くだらないことでメールのやり取りをした。


メールが来てないか気になって、

何度も何度もメールセンターに問い合わせた。


それだけではない。

仮想世界の草分け的存在のモバゲータウンでは

アバターなるものを作成し、先輩や後輩、

会ったことない人とも繋がるようになる。


その後、mixi、Facebook、Twitterと

様々な世界に足を踏み入れるようになった。

そして、時代はスマートフォンへと移るのである。


今度はLINEと呼ばれるものがメールの代わりの存在となり、

とんでもなく気軽に、より早くに、人と繋がることを

可能にしたのである。

リアルタイムで、遅れなく、それこそ"会話"が

可能になったのである。


この辺から少し連絡無精になり始めた。

少しだけ疲れ始めたのかもしれない。

あえて連絡しないという方法をとるようになった。


そしたら、広がっていたように思えた世界は、

自分だけの世界に知らずのうちにしぼんでしまっていた。

なんとも不幸なことである。そんなことに最近気が付いた。


最近、といってもここ1年ぐらいだが、

消えかけていた繋がりを修復すべく、

いろんな人へ連絡をするようになった。

そしたら、意外な人から連絡をもらえるようにもなった。

前職の人、大学の先生や職員の方、高校の友達、幼馴染だとか。

思い浮かぶだけでも何人もいるではないか。


簡単に繋がりを取捨選択できる世界になってしまったけど

残すべき繋がりは絶対に大切にしなければならない。

繋がりって生命線みたいなものだから。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

やっと金曜日を迎えたね。

ゆっくり休んで。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。




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