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#妄想に酔いしれて

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年6月23日
  • 読了時間: 2分

今朝の通勤電車の中で突拍子もなく

子供ができたことを妄想していた。

だけどその妄想はいくらか現実味に乏しくて

すぐに頭から消え去った。


甥っ子に変更してみたら

びっくりするぐらい楽しかった。


多分10年ぐらい先の話だろうね。

甥っ子がひとりで東京へ遊びにやってきた。

そして、おじさんとなった僕は

要望に応えるべく一生懸命ご機嫌をとるのだ。


一緒に地下鉄に乗ったり、アイスを食べたり、

何となく心配で手を繋いで歩いたり。

疲れて駄々をこね始めるのを見かねて

先におもちゃをあてがったり。


どんよりとした朝の20分が

びっくりするぐらいワクワクの時間に変わった。

すごく楽しかった。


子供って本当にカワイイ。

僕は子供が大好きで、

故に無駄に公園に行ったりなどする。


無邪気に連れまわされたり、

おねだりされたり、

そんなことを早くしてみたいものだ。


今秋、姉が結婚する。

長い間、口も聞かず、顔も見ず、

完全に生活の中での接点を絶っていた。


今年に入り姉が結婚することを

両親から聞かされた。

お祝いの一言でも言ってあげてほしいとのことだった。

関わるのが嫌で仕方がなく、

「わかった」と適当に返事をして

その件は片付けようとした。


しかし連絡していないことがバレて催促を食らった。

とはいえ連絡先をしらないもんだから

それを母から聞くところから始めなくてはならなくて

とても億劫で憂鬱な気分なった。


それから半年が経とうとしている。

つい先日僕から電話をした。

LINEの連絡のみならず電話までできるようになった。

不思議な感覚だった。

長年していなかった姉弟の会話をしたような気がする。

本当に不思議な気持ちだった。


義兄となる姉の夫は優しく真面目そうな人で

僕はなんとなく安心した。

そう、安心したんだ。

きっと心のどこかで姉のことを心配し、

思っていたんだと思う。

腐っても姉弟なんだと思った。


子供ができるかもしれないし

そうでないかもしれない。


もし子供ができたら連れまわしたいし、

そうでなくても幸せに暮らしてほしいと

今は願っている。


そんなことを思った通勤電車だった。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

子供はいいね。目に入れても痛くない。

子供はいいね。何度でも言う。

それでは、また明日。


お粗末様でございました。




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